匂・匂口(におい・においぐち)nioi, nioiguchi

刀剣用語。沸(にえ)と同じく、焼き入れるときに、焼刃の中から刃縁にかけて現れる粒子のことであるが、沸より細かく粒子が肉眼では見えないものを指す。刃縁の線が細くしまったものを「匂口しまる」、にじんだように境目が判然としないものを「匂口うるむ」という。

第70回 正倉院展、2018年

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