何家村窖蔵(かかそんこうぞう)kakasonkōzō
中国陝西省西安市南郊の何家村で見つかった埋納庫(窖蔵)。一九七〇年に陶製の甕二口と銅製壺一口が出土し、それらの中には貨幣や器物など一千件近い遺物が詰め込まれていた。出土地は唐代の貴族の邸宅があった場所とされ、安史の乱(七五五~七六三)の難を逃れるため埋納されたと考えられている。出土品には唐代文化の水準の高さを物語る貴重な遺品が数多く見られ、正倉院宝物と比較されるものも多い。陝西歴史博物館に収蔵される。
第73回 正倉院展、2021年
中国陝西省西安市南郊の何家村で見つかった埋納庫(窖蔵)。一九七〇年に陶製の甕二口と銅製壺一口が出土し、それらの中には貨幣や器物など一千件近い遺物が詰め込まれていた。出土地は唐代の貴族の邸宅があった場所とされ、安史の乱(七五五~七六三)の難を逃れるため埋納されたと考えられている。出土品には唐代文化の水準の高さを物語る貴重な遺品が数多く見られ、正倉院宝物と比較されるものも多い。陝西歴史博物館に収蔵される。