鰐口(わにぐち)waniguchi
銅または鉄製の梵音具(ぼんおんぐ)。扁平(へんぺい)円形で中は空洞となり、上縁左右に懸吊(けんちょう)用の耳、耳の下方に円筒形の目をつけ、目から目にかけて下縁に細長く鰐(わに)(サメの古称)の口を思わせる一文字の裂口を開けて共鳴するようにしている。両面は中央に撞座(つきざ)を設ける。神社仏閣の軒先(のきさき)に懸垂し、参拝者は前に垂らした縄緒(なわお)を振り撞座を叩いて礼拝(らいはい)する。
第68回 正倉院展、2016年
銅または鉄製の梵音具(ぼんおんぐ)。扁平(へんぺい)円形で中は空洞となり、上縁左右に懸吊(けんちょう)用の耳、耳の下方に円筒形の目をつけ、目から目にかけて下縁に細長く鰐(わに)(サメの古称)の口を思わせる一文字の裂口を開けて共鳴するようにしている。両面は中央に撞座(つきざ)を設ける。神社仏閣の軒先(のきさき)に懸垂し、参拝者は前に垂らした縄緒(なわお)を振り撞座を叩いて礼拝(らいはい)する。