釉(うわぐすり)uwagusuri

陶磁器の表面に形成されたガラス質の皮膜。あるいはその原料となる液体で、主成分は珪酸(けいさん)化合物(かごうぶつ)。器胎に水が浸みこむのを防ぎ、また様々な発色で器を装飾する目的で施された。宝庫には緑釉(りょくゆう)や二彩(緑・白〔透明釉〕)、三彩(緑・白・黄〔褐〕)などの色鮮やかな陶器が伝わる。それらは中国の唐三彩(とうさんさい)の技術に学びわが国で作られたものである。

第70回 正倉院展、2018年

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