唐三彩(とうさんさい)tōsansai

中国の唐時代に生産された多彩釉陶器。白色ないし淡紅色の精良な素地(きじ)に緑・白・黄(褐)の三色や藍色の釉薬(ゆうやく)をかけて低火度で焼成した。製作には轆轤(ろくろ)のほかに型抜きや文様貼付けなど様々な技法が使われた。その多くは貴族の墓に埋納された副葬品(明器)である。

第68回 正倉院展、2016年

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