東南院古文書(とうなんいんこもんじょ)tōnan’in komonjo
東大寺の「印蔵」と呼ばれた倉に伝来した古文書群で、明治年間に皇室に献上されて正倉院宝物となったもの。東大寺の歴代別当の補任関係文書、荘園領有の証文など、東大寺の運営にとって最重要と言える文書が多くを占める。古くは天平十二年(七四〇)から、江戸時代(十七世紀)の年紀を持つものまでが含まれる。
第69回 正倉院展、2017年
東大寺の「印蔵」と呼ばれた倉に伝来した古文書群で、明治年間に皇室に献上されて正倉院宝物となったもの。東大寺の歴代別当の補任関係文書、荘園領有の証文など、東大寺の運営にとって最重要と言える文書が多くを占める。古くは天平十二年(七四〇)から、江戸時代(十七世紀)の年紀を持つものまでが含まれる。