投壺(とうこ)tōko
壺に箭(や)を投げ入れる遊戯。宝庫には投壺に用いられた銅製鍍金の壺(宝物名は投壺・中倉一七〇)が伝わる。その形は円筒形の長く伸びた頸に下ぶくれの胴と裾の開いた高台を持つ壺形に耳二箇を付けたもので、耳に入った箭も得点となった。投壺は古代中国で貴人の儀礼的な遊戯として始まった。
第66回 正倉院展、2014年
壺に箭(や)を投げ入れる遊戯。宝庫には投壺に用いられた銅製鍍金の壺(宝物名は投壺・中倉一七〇)が伝わる。その形は円筒形の長く伸びた頸に下ぶくれの胴と裾の開いた高台を持つ壺形に耳二箇を付けたもので、耳に入った箭も得点となった。投壺は古代中国で貴人の儀礼的な遊戯として始まった。