正税帳(しょうぜいちょう)shōzei chō

奈良時代、地方諸国の主要な財源・財政費目であった正税の収支を、年度ごとに中央政府に報告した文書。正税とは、国内行政の様々な面に使用される費目で、財源は公民への出挙(すいこ)による利息分、及び口分田(くぶんでん)から上がる租であった。宝庫には、いずれも断簡(だんかん)ながら天平二年(七三〇)から十一年(七三九)の間に作成された、北は佐渡国(さどのくに)から南は薩摩国(さつまのくに)までの二十七通の正税帳が伝わる。

第74回 正倉院展、2022年

Shōzeichō

Tax register. These were tax records that each province was required to submit annually to the central government in ancient times. These documents provide a reliable historical resource for yearly provincial expenditures during this period.

74th Annual Exhibition of Shōsō-in Treasures, 2022

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