ラックカイガラムシ(らっくかいがらむし)rakkukaigaramushi
カイガラムシ科の昆虫。南アジアや東南アジアに分布する。マメ科やクワ科の植物の枝に集団で寄生して樹液を吸い、雌の体表から樹脂状物質を分泌(ぶんぴつ)する(紫鉱(しこう)・スティックラック)。これに含まれる色素が染料として用いられる臙脂(えんじ)である。色素等を取り除いて精製したものがシェラックという天然樹脂で、ワニスなどの原料になる。
第72回 正倉院展、2020年
カイガラムシ科の昆虫。南アジアや東南アジアに分布する。マメ科やクワ科の植物の枝に集団で寄生して樹液を吸い、雌の体表から樹脂状物質を分泌(ぶんぴつ)する(紫鉱(しこう)・スティックラック)。これに含まれる色素が染料として用いられる臙脂(えんじ)である。色素等を取り除いて精製したものがシェラックという天然樹脂で、ワニスなどの原料になる。