鎖繡(くさりぬい)kusarinui

糸を鎖状に繡(ぬ)って線や面をあらわす技法で、繡い方に数種類がある。孔雀文刺繡幡(くじゃくもんししゅうのばん)や花鳥文刺繡幡残片(かちょうもんししゅうのばんざんぺん)に用いられる鎖繡は、布地の表に出した針を進行方向とは逆に引き返す「返し針」の要領で、糸を割ってだしいれすることで、表裏に刺繡を表す両面刺繡(りょうめんししゅう)になっている。→刺繡(ししゅう)

第72回 正倉院展、2020年
花鳥文刺繡紫綾 残片 第130号櫃 雑第52号(南倉185)(描き起こし図)
花鳥文刺繡紫綾 残片 第130号櫃 雑第52号(南倉185)(描き起こし図)
Fragment of a Banner Embroidered with Flowers and a Bird on Purple Damask (South Section 185) (Drawings)

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