密教の修法(しゅほう)において行者が手にとり、煩悩(ぼんのう)を打ち砕くとともに、魔障から道場を守るのに用いた仏具。金剛杵の形式は把(つか)の両側に鈷を表したもので、この本数によって独鈷杵(とっこしょ)(一本)、三鈷杵(三本)、五鈷杵(五本)、九鈷杵(九本)などがある。空海以前からわが国で信仰されていた古密教では、古式な三鈷杵が用いられた。
花喰鳥
宝相華
『国家珍宝帳』
パルメット
曝涼
連銭葦毛
『東大寺献物帳』
迦陵頻伽
含綬鳥
格狭間