近赤外線撮影(きんせきがいせんさつえい)kinsekigaisen satsuei

赤色より波長が長い領域の電磁波で、赤色の可視光線に近い特性を持つものを近赤外線という。近赤外線は資料表面の汚れや顔料などを通過する性質を持ち、絵画の下絵や木簡の墨書などの炭素成分の観察に有効。可視広域をカットし赤外線領域だけを受光するカメラを用いて撮影する。

第66回 正倉院展、2014年

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