海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)kaijū budōkyō
唐代に流行した鏡式の一つ。葡萄唐草文(ぶどうからくさもん)と、獅子形の想像上の動物である狻猊(さんげい)とを組み合わせた鏡背文様(きょうはいもんよう)をもつ。古くから「海獣」と呼ばれているが、狻猊は海に生息する動物ではないことから、外来の異獣を示す語として使用されたと考えられる。
第70回 正倉院展、2018年
唐代に流行した鏡式の一つ。葡萄唐草文(ぶどうからくさもん)と、獅子形の想像上の動物である狻猊(さんげい)とを組み合わせた鏡背文様(きょうはいもんよう)をもつ。古くから「海獣」と呼ばれているが、狻猊は海に生息する動物ではないことから、外来の異獣を示す語として使用されたと考えられる。