今更一部一切経(いまこういちぶいっさいきょう)imakōichibu issaikyō
宝亀五年(七七四)五月または六月から、宝亀七年六月にかけ奉写一切経所(ほうしゃいっさいきょうしょ)(東大寺の写経所)で書写された一切経。聖語蔵(しょうごぞう)で「神護景雲二年御願経」として整理されていた七百四十二巻(合綴(がってつ)により実数は七百四十巻)から断簡(だんかん)三十五巻を除いた七百五巻のうち、今更一部一切経は六百三十九巻を占める。
第76回 正倉院展、2024年
宝亀五年(七七四)五月または六月から、宝亀七年六月にかけ奉写一切経所(ほうしゃいっさいきょうしょ)(東大寺の写経所)で書写された一切経。聖語蔵(しょうごぞう)で「神護景雲二年御願経」として整理されていた七百四十二巻(合綴(がってつ)により実数は七百四十巻)から断簡(だんかん)三十五巻を除いた七百五巻のうち、今更一部一切経は六百三十九巻を占める。