群青(ぐんじょう)gunjō
青色顔料で緑青(ろくしょう)と同様に銅の化合物を原料とする。『正倉院文書』に「金青」、『歴代名画記(れきだいめいがき)』(中国・唐、張彦遠撰)に「空青」と記載されるものがこれにあたると考えられる。『続日本紀(しょくにほんぎ)』には近江(おうみ)国や上野(こうづけ)国からの献上の記録がある。ラピスラズリや天藍石を原料とするものを指す場合もあり、十九世紀以降は合成顔料も存在する。
第73回 正倉院展、2021年
青色顔料で緑青(ろくしょう)と同様に銅の化合物を原料とする。『正倉院文書』に「金青」、『歴代名画記(れきだいめいがき)』(中国・唐、張彦遠撰)に「空青」と記載されるものがこれにあたると考えられる。『続日本紀(しょくにほんぎ)』には近江(おうみ)国や上野(こうづけ)国からの献上の記録がある。ラピスラズリや天藍石を原料とするものを指す場合もあり、十九世紀以降は合成顔料も存在する。