永久五年(一一一七)に作られた、南倉の納品リスト『東大寺綱封蔵見材納物勘検注文』にみえる用語。「青瓷(あおし)」と同義とみられ、本来は青色を呈する施釉(せゆう)陶磁器(とうじき)の意味だが、『東大寺綱封蔵見材納物勘検注文』では、正倉院の三彩陶器がすべて「青子」で包括的に呼ばれていたものとみられる。三彩陶器は、奈良時代には「瓷(し)」あるいは「瓷器(しき)」と呼ばれている。
暈繝・暈繝彩色
『東大寺献物帳』
七宝
合口・合口造
藍
相欠・合欠・相欠接
盤領
麻布
綾
『国家珍宝帳』