『令集解』(りょうのしゅうげ)Ryōnoshūge

奈良時代に施行された養老令(ようろうりょう)の私的注釈書。編纂者は九世紀後半から十世紀にかけ活躍した明法(みょうぼう)学者である惟宗直本(これむねのなおもと)で、貞観年間(八五九~八七七)前半に撰述されたとみられる。令文をまず引き、続いて先行する注釈書『令義解(りょうのぎげ)』や様々な学説の解釈を列記する。律令研究にとって最良の史料とされる。

第76回 正倉院展、2024年

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