鑢目(やすりめ)yasurime
刀剣の茎(なかご)部分にかけられる仕上げの鑢(やすり)。いろいろな形があり、横方向の切(きり)、右手下がりの勝手下(かってさ)がり、勝手下がりより角度の急な筋違(すじかい)などがある。中世以後の日本刀は鑢目をかけたものがほとんどであるが、正倉院の刀剣は鑢仕上げをせず、槌目(つちめ)や鏟鋤(せんすき)の目が見られる品も多い。
第70回 正倉院展、2018年
刀剣の茎(なかご)部分にかけられる仕上げの鑢(やすり)。いろいろな形があり、横方向の切(きり)、右手下がりの勝手下(かってさ)がり、勝手下がりより角度の急な筋違(すじかい)などがある。中世以後の日本刀は鑢目をかけたものがほとんどであるが、正倉院の刀剣は鑢仕上げをせず、槌目(つちめ)や鏟鋤(せんすき)の目が見られる品も多い。