粉地(ふんじ)funji
胡粉(ごふん)を下地に塗る技法。奈良時代における用例では、鉛(なまり)からつくられる白色顔料(がんりょう)を胡粉という。正倉院文書に「唐胡粉」、「倭胡粉」の種別が見え、それぞれ純正な鉛白(えんぱく)と塩化物系鉛化合物として使い分けられていたと考えられている。
第70回 正倉院展、2018年
胡粉(ごふん)を下地に塗る技法。奈良時代における用例では、鉛(なまり)からつくられる白色顔料(がんりょう)を胡粉という。正倉院文書に「唐胡粉」、「倭胡粉」の種別が見え、それぞれ純正な鉛白(えんぱく)と塩化物系鉛化合物として使い分けられていたと考えられている。