唐古楽(とうこがく)tōkogaku

唐代の宮廷音楽である唐楽は、古楽と新楽、また民間の俗楽である散楽にわけられる。なかでも古楽は古代以来行われてきた漢民族の伝統音楽とされる。『東大寺要録(とうだいじようろく)』によると、東大寺大仏の開眼供養(かいげんくよう)(七五二年)においては、日本の伝統音楽である大歌(おおうた)・久米舞(くめまい)・楯伏舞(たてふしまい)に続いて朝鮮半島由来の伎楽(ぎがく)が行われ、この次に唐散楽・唐中楽(新楽)・唐古楽の順で唐楽が演じられている。

第74回 正倉院展、2022年

五十音順Syllabary Order

アルファベット順Alphabetical Order