細布(さいふ)saifu
奈良時代の一般的な調庸布は、一センチメートル当たりの経糸の本数は十一本や十二本程度であるが、それより多い十五本から十九本のものを細布という。直接肌に触れる衫(さん)などで細布が用いられることが多い。着心地を考慮したものと思われる。
第66回 正倉院展、2014年
奈良時代の一般的な調庸布は、一センチメートル当たりの経糸の本数は十一本や十二本程度であるが、それより多い十五本から十九本のものを細布という。直接肌に触れる衫(さん)などで細布が用いられることが多い。着心地を考慮したものと思われる。