正倉院三彩は素地(そじ)を焼いたうえで、釉薬を施し、再度焼成される。一度目に素地を焼成する際に、窯内で酸素が少し乏しい、中性焔(ちゅうせいえん)あるいはやや還元(かんげん)気味の状態であると、素地に白色や橙色を帯びた斑文が生じる。その斑文を御本と呼んでいる。
花喰鳥
宝相華
パルメット
『国家珍宝帳』
連銭葦毛
盧舎那仏
迦陵頻伽
紺丹緑紫
蕨手
含綬鳥