皇后宮職(こうごうぐうしき)kōgōgūshiki
皇后宮関係の庶務を処理した令外(りょうげ)の官司。光明皇后(こうみょうこうごう)の立后時に新設された皇后宮職は、写経事業や東大寺の経営等で活躍した。皇后が皇太后になるに及び紫微中台(しびちゅうだい)と称し、皇太后の執政を輔(たす)けた。後に坤宮官(こんぐうかん)と名を改めたが、光明皇太后一代限りで廃された。その後、同名の官司は光仁朝以降にも設置されている。
第76回 正倉院展、2024年
皇后宮関係の庶務を処理した令外(りょうげ)の官司。光明皇后(こうみょうこうごう)の立后時に新設された皇后宮職は、写経事業や東大寺の経営等で活躍した。皇后が皇太后になるに及び紫微中台(しびちゅうだい)と称し、皇太后の執政を輔(たす)けた。後に坤宮官(こんぐうかん)と名を改めたが、光明皇太后一代限りで廃された。その後、同名の官司は光仁朝以降にも設置されている。