鎖繡(くさりぬい)kusarinui
糸を鎖状に繡(ぬ)って線や面をあらわす技法で、繡い方に数種類がある。孔雀文刺繡幡(くじゃくもんししゅうのばん)や花鳥文刺繡幡残片(かちょうもんししゅうのばんざんぺん)に用いられる鎖繡は、布地の表に出した針を進行方向とは逆に引き返す「返し針」の要領で、糸を割ってだしいれすることで、表裏に刺繡を表す両面刺繡(りょうめんししゅう)になっている。→刺繡(ししゅう)
第72回 正倉院展、2020年
糸を鎖状に繡(ぬ)って線や面をあらわす技法で、繡い方に数種類がある。孔雀文刺繡幡(くじゃくもんししゅうのばん)や花鳥文刺繡幡残片(かちょうもんししゅうのばんざんぺん)に用いられる鎖繡は、布地の表に出した針を進行方向とは逆に引き返す「返し針」の要領で、糸を割ってだしいれすることで、表裏に刺繡を表す両面刺繡(りょうめんししゅう)になっている。→刺繡(ししゅう)